フランス保健省は28日、新型肺炎(SARS)ウイルスに似た新型コロナウイルスに感染したフランス人2人のうち、65歳の男性が死亡したと明らかにしました。
世界保健機関(WHO)によると、同型のウイルスは2012年9月以降、サウジアラビア、ヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)、チュニジア、ドイツ、英国などで計44人の感染が確認され、23日時点で22人が死亡しているとのことです。
<以下Wikipediaからの引用です>
コロナウイルス(Coronavirus)
は、一本鎖(+)RNAウイルスのニドウイルス目のコロナウイルス科のウイルスをさし、コロナウイルス属、トロウイルス属を含む。
エンベロープ表面に存在する突起によって太陽のコロナのような外観を持つことからこの名が付いた。
ウイルスの増殖は細胞質内で行われ、小胞体やゴルジ装置から出芽する。
コロナウイルスの中にはエンベロープにヘマグルチニンエステラーゼを有し、赤血球凝集性を示す種が存在する。
SARSウイルスは既知のコロナウイルスと大きく異なった塩基配列を持つことが示された。
コロナウイルス属のゲノムはRNAウイルス中最大(約30kb)である。
新型コロナウイルス
2012年新型コロナウイルス(2013年5月に「MERS コロナウイルス」という名前に決まった。「SARI」も使われている。英語ではNovel Coronavirus, SARS-like virus, NCoV, HCoV-EMCなどと表現されている)は2012年9月- 2013年5月現在流行中で、5月14日現在、38人感染確認、20人死亡、死亡率53%。サウジアラビアで発生したと言われる。感染源、感染方法は全くわかっておらず、薬・治療方法は全くない。イギリス4人・ドイツ2人、フランス2人の中東からの輸入例がある。報道によれば、家族内感染3人(ヒト-ヒト感染の疑い)と、状態良好で入院後2時間で死亡した11歳男児がいる。WHOのフクダ事務局長補は、複数の国でまとまった感染例(クラスター)があるのでヒト-ヒト感染の可能性が高まっていると述べている(これ以上どういう風に広がるかについては全く分かっていない)。また肺炎だけではなく脳炎、腎炎も発症したと言われる。
2013年5月15日、WHOは、患者が入院したサウジアラビアの病院の2人(看護婦と医療関係者)への「ヒトヒト感染」が初めて確認されたと発表した。これで、感染者40人、死者20人、死亡率50%になった。5月21日、チュニジア政府は、66歳のチュニジア人がMERS-CoVで死亡し、2人の子どももMERS-CoVに感染していたと発表した(父と姉妹一人が、1週間前まで5週間のあいだサウジアラビア(メッカなど)とカタールに旅行していたという)。これで感染者44人、死者22人になる。