第120回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:WEB会議
  2. 令和6年11月1日(金);午後7時~8時30分

  <症例>80歳代 女性

  <傷病名>
     膵尾部癌・肝転移

  <挨 拶>
   開会挨拶;八幡浜医師会会長  芝田 宗生 医師
  <発表者>
   座 長;旭町内科クリニック  森岡 明 医師
    ① 家族状況などの説明
          八幡浜医師会居宅介護支援事業所
               清水 建哉 コーディネーター
    ② 症例報告
          中野医院 院長 中野 憲仁 医師
    ③ 訪問看護ステーションからの報告
          訪問看護ステーションSetsukO 所長
                   菊池 世津子 看護師

<症 例>
報告内容;PDFファイルをダウンロードしてご参照ください
第120回八幡浜在宅緩和ケア症例検討会資料

<議論の要点とコメント>

●膵尾部癌・肝転移症例を通して、在宅主治医の模範的なオピオイドや体調管理の仕方など学ぶことが多く、多くの方から関連したご意見をいただきました。

<職種別参加者数>

合計  59名
医師 10名 社会福祉士 3名
歯科医師 2名 ケアマネ 8名
保健師 3名 介護 2名
薬剤師 4名 その他 2名
看護師 22名 事務 3名
心理士 0名

    <アンケートから>
    以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  1. 看護師
    先日は、貴重な事例検討会へ参加させていただきありがとうございます。
     また、活発な意見交換にも驚き、八幡浜医師会さんの顔の見える関係作りにつきましても、学びとなりましたことにも御礼申し上げます。
     癌性疼痛に対する症状緩和につきましても、癌の専門医の先生も少なく、先生方も薬の処方について悩まれておられました。中橋先生が作成されていらっしゃる「わかる・できるがん症状マネージメント;最新版24.4.18 (1)」も、南島原市の在宅医の先生方へ共有できたらと思っております。

  2. ケアマネ
    私たち、支援者が『こうあるべき』と思う気持ちと、ご利用者、ご家族が望む生活に大きな相違があった場合、どのようなタイミングで、どのような働きかけが必要なのか、そして、その方が生き抜くために支援チームとしてどう関わっていくのか考えていくことが大切だということを改めて学びました。
     支援を望まない方に対して、状態変化をタイムリーに、どのようにキャッチしていくか、そして支援を導入するタイミングについては課題だと感じていますが、皆さまの症例やご意見などを参考にこれからもたくさんのことを学び、支援に行かせていきたいと思います。

  3. 保健師
     亡くなる数日前まで仕事に出ていたということで、本人は幸せだったのではないかと思いました。家族との距離の取り方もお互い尊重している様子が伺われました。
  4. 看護師
     短い期間しか関われない時のメンタルケアは難しいと思いますが、訪看様は凄く丁寧にされていて勉強になりました。
  5. 医師
     がん性疼痛の典型的なマネージメントをされた症例で中野先生のスキルは素晴らしいと思います。

愛媛県在宅緩和ケア推進協議会

「えひめ在宅緩和ケア」

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県内の在宅緩和ケアの現状やモデル事業の取り組みを、愛媛新聞に掲載されました。
許可をいただきPDFを掲載しました。ぜひご覧ください。
2019年1月7日~22日 愛媛新聞掲載

掲載許可番号
d20190822-006