- 場所:WEB会議
- 令和7年3月7日(金);午後7時~8時30分
<症例>80歳代 女性
<傷病名>
原発性右上葉肺癌、胸膜播種
<挨 拶>
開会挨拶;八幡浜医師会会長 芝田 宗生 医師
<発表者>
座 長;矢野脳神経外科医院 矢野 正仁 医師
① 家族状況などの説明
八幡浜医師会居宅介護支援事業所
清水 建哉 コーディネーター
② 担当開始から引き継ぎまでの経過
八幡浜市地域包括支援センター
尾下 有美 看護師
③ 症例報告
三瀬医院 片山 均 医師
④ 訪問看護ステーションからの報告
八幡浜医師会訪問看護ステーション
坂本 美恵子 看護師
⑤ 入院から退院までの経過
べテル病院 病棟看護師
<症 例>
報告内容;PDFファイルをダウンロードしてご参照ください
第123回八幡浜在宅緩和ケア症例検討会資料
<議論の要点とコメント>
●患者様は複数の医療機関で診断を受け、最終的に緩和ケアを受けることになり、地域包括支援センターや訪問看護、ヘルパーなど多くの事業所が関わりました。ご本人の状態や経過、家族関係などが詳細に報告され、在宅ケアから最終的にベテル病院での療養に至るまでの経緯が共有されました。
<職種別参加者数>
医師 | 11名 | 社会福祉士 | 3名 |
---|---|---|---|
歯科医師 | 1名 | ケアマネ | 9名 |
保健師 | 4名 | 介護 | 5名 |
薬剤師 | 4名 | その他 | 3名 |
看護師 | 14名 | 事務 | 3名 |
心理士 | 1名 |
- 薬剤師
オピオイドの使い分けなど大変参考になりました。 - 保健師
ご本人が大切に思っていることが支援者間で引き継がれ、穏やかな時間が過ごせたケースだと思います。ホスピスケアの様子が知ることができよかったです。 - ケアマネ
ベテル病院ホスピス病棟に入院した場合の料金について知りたいです。
今回の事例の方について、ご本人と息子さんがホスピス病棟に入院したことで穏やかな最期が迎えられたと感じました。ご本人の意思を元気なうちに、ご本人が発言できるうちに確認しておくことがとても重要と感じました。 - 医療コーディネーター
報告を聞いて、臨床を積み重ねて経験を積み、工夫を凝らして患者さんやその家族のために活動している様を心強く感じました。 - 看護師
入院する前の詳しい経過を聞いて在宅での様子がわかりました。また、長男さんからの退院後の思いをお聞きし、少しでもグリーフに繋がったことが良かったです。今後も患者と家族の思いを伺い、汲み取りながらケアをしていきたいと思います。 - 看護師
入院前の病状変化、生活、ご家族との繋がりを知ることができよかったです。よいタイミングで入院をしていただいたと感じました。これからも、本人、ご家族の思いを知り、当院で少しでも心豊かに過ごしていただくために、短期間入院であれば余計に、それまでの関わりで得られた情報を連携で繋げていただけたらと思います。 - 介護士
入院し訪問介護の利用がなくなると、利用者様のその後の様子を知ることができません。今回、入院中の様子を知ることができ、本人の思いや家族の思いを聞くことで関わった職員は安心することができたと思います。 - 介護士
がんと診断され余命宣告されてからは日に日に弱られており、入院されてからの様子はわからず、新聞で亡くなられたことを知りました。検討会に参加して、ベテル病院での様子や楽しい時間を過ごされたことがわかりよかったです。 - 介護士
生活歴、元気な時にかかわっていた時の情報や家族関係等、ケアマネが知っている情報を新たに加わるサービス事業所に的確に伝えることがスムーズな支援に繋がることを再確認しました。
ベテル病院、看護師長様が「いろんな痛みを見逃さない」「思いをより吸いとっていこう」という言葉が刺さりました。 - 生活支援コーディネーター
短期間の支援に中で、関わった職種間の意見交換、それぞれの役割を明確に丁寧に提供されていたと思います。ベテル病院の取り組みが参考になりました。
<アンケートから>
以下に参加者からのメッセージをまとめました。