第二十三回 八幡浜在宅医療研究会開催しました。

キュメンタリー映画上映会

がんと生きる言葉の処方箋


 八幡浜市・伊方町在宅医療・介護連携推進事業として八幡浜医師会主催市民公開講座としてドキュメンタリー映画「がんと生きる言葉の処方箋」の上映会を開催しました。八幡浜医師会は2012年に八幡浜在宅医療研究会を立ち上げ、年2回の市民公開講座と毎月第1週金曜日にがん緩和症例検討会を医療・介護現場で働く多くの専門職の方々に集まっていただき勉強会をしていますが、それらの一環として順天堂大学医学部の樋野先生が提唱した「がん哲学外来」のドキュメンタリー映画を上映しようということになりました。私たちはがん終末期に立ち会うことが多いのですが、今回の映画はその前段階の方たちのお話でした。多くの市民の方々にご参加していただきました。
癌が見つかってから癌治療を開始されると同時に癌緩和ケアも並行して実施するのが現在の癌治療のあり方です。私たちの活動を通じて、少しでも癌の方が不安な状態を克服しながら、緩和ケアチームの力で、前向きに生きることをお手伝いできれば、望外の喜びです。

  1. 日 時:
    令和7年1月18日(土)13:30~15:30
  2. 場 所:
    八幡浜市民文化活動センター(コミカン)
  3. テーマ:
    ドキュメンタリー映画「がんと生きる言葉の処方箋」
  4. 参加人数:
    131名(内訳;一般申込99名・医師会申込32名)

    <アンケートから>
    以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  1. 言葉の大切 ポジティヴ1番(60~70代 女性)
  2. 心に響く言葉の処方箋をいただきました。私自身もがんサバイバーの立場でもありますのでこれからの生き方の参考にさせていただきます。ありがとうございました。(40~50代 女性)
  3. 自分の周りにがん患者さんが近くにいらっしゃいますが、がんに対する考え方が変わりました。
    がんは特別な病気ではない、心が少し楽になりました。(60~70代 女性)
  4. 少しでも前向きに病気を考えていただけるよう、私たちもしっかり学びたいと思います。(40~50代 男性)
  5. がんの不安が取れました。(60~70代 男性)
  6. 今月2日に姉がなくなりました。乳がん5年治療中でした。
    姉は前向きに生き、私に生きる姿勢を見せてくれました。ありがとうと毎朝伝えています。(60~70代 女性)
  7. とてもよかったと思います。がんで夫を亡くしたものです。前向きに生きていきたいと思います。(60~70代 女性)
  8. どんな立場にあっても前向きに考えていくことの大切さを学ぶことができました。(80代以上 女性)
  9. 家族のことを考える時間になりました。
    心配はそっと心の奥に、が印象に残りました。これが出来たらいいなと思います。(40~50代 女性)
  10. とにかく泣けました。前向きな言葉がたくさん出てきて刺激を受けました。(40~50代 女性)
  11. がん哲学というワードを初めて聞きました。
    ともに悩みを抱えてる人が寄り添うコミュニティの大切さを改めて学びました。(40~50代 女性)
  12. 今、病気で悩んでいる人、苦しんでいる人、前向きに生きようとしている人のことが分かった。
    ノンフィクションであり心に迫ることが多かった。どんな病気になっても、前向きに生きたいな。(40~50代 女性)
  13. とても良い言葉をたくさん聞けました。病気は個性とか、印象深い言葉がたくさんあり励まされました。
    子どもでも人に寄り添える、個々の力はすごいんだなーと思いました。私もできることいろいろな人の力になりたい。(40~50代 女性)
  14. 病気は特別なことじゃない。たくさんのメッセージ、心に響きました。ありがとうございました。(40~50代 女性)
  15. がん哲学外来の活動があるのが分かってよかった。がん患者にどのように接したらよいのかのヒントを与えてくれた。(80代以上 男性)
  16. がんカフェという場所があることを知らなかった。こういう場で病気のことを話せることは素晴らしいですね。
    がん治療の哲学、すなわち私にとっては人生の哲学を教えてもらいました。ありがとうございました。(80代以上 女性)
  17. また機会があったら見たいです。(80代以上 女性)
  18. 友達にもがんの方がいるし、がんの勉強になりました。強く生きなくっちゃ。ほっとけ、ほっとけ、ですね。(60~70代 女性)
  19. わたしは1996年に主人が、がんで亡くなりました。当時は隠して闘病させてしまいました。
    こういう知識がなかったことを後悔して主人に申し訳ない気持ちの日々です。(60~70代 女性)
  20. 解決はしないけど解消はできる。病気は人生の夏休み。ほっとけ、ほっとけ、気にするな。
    たくさん心に残る言葉がありました。前向きに明るく生きたいと思います。(60~70代 女性)
  21. がん患者、その家族の方々がご自分の想い等を話す機会がとても大切なことを再認識しました。(60~70代 女性)
  22. 乳がん5年目。気にしないで元気にしています。映画を見て自分は幸せと思う。(80代以上 女性)
  23. いろいろ考えさせられることがありました。涙出ました。(40~50代 女性)
  24. 良い映画でした。(60~70代 女性)
  25. 病気に向かう気持ちが変わりました。友人にも伝えたいと思います。(80代以上 女性)
  26. 一生懸命生きたいと思わされた。
  27. がん哲学外来から広がる言葉の処方箋を学べて、とても良かったです。
  28. 告知を受けると不安は大きいと思うが、何か力になれることがあればと思いました。
  29. 言葉の大切さを知った。ポジティブに人生を楽しんでいきたい。
  30. 良い言葉がたくさんあり、とても良かったです。心の止まる言葉もありました。
  31. 明日、患うかもしれないがん。本日、もし宣告を受けた時、どう向き合えば良いか、道筋が見えた気がします。また勇気が出ました。ありがとうございました。
  32. とてもいい言葉が散りばめられていました。私は患者ではないけれど、でもこの先なるかもしれない。言葉を心にとめて、生きていきたいと思います。
  33. 航大くんの明るさに引き込まれました。とても感動しました。
  34. 経験された方の言葉が心に刺さりました。
  35. サバイバーとしては夏休みもう一回で良いかなと思う。言葉の力ってすごいですよね。笑って明るく生きたいと思います。
  36. ドラマ化されているものだと思っていた。
  37. がんと前向きに闘う(受け入れている)方々の生き様を知ることができて良かった。
  38. 病気でなくても心に響く言葉でした。
  39. がん哲学外来という言葉、初めて聞きました。病気の方、家族の方にとってとても勉強になると思いました。これから老いていく私にとっても毎日大切に生きる意味を知りました。
  40. ケアマネをしています。当事者、そのご家族のおかれている気持ちの動きを知ることが出来たように思います。今まで以上に自分らしく生きることができるよう、寄り添っていければと思います。ありがとうございました。
  41. この映画に出てくる人が皆明るい。自分のできる範囲で「病気は人生の夏休み」とてもいい発想だと思った。「解決できなくても解消できる」ほっとけほっとけ、気にするな。いい言葉だと思った。
  42. 同じ境遇の方が集って、自分の思いを語ったり、聴けることは生きることへの希望にも、生きがいにもつながり良いことだと感じました。予防活動や早期発見のための活動を、地域の関係者と共にもっと取り組んで行けたらいいと思いました。
  43. このような機会をありがとうございました。またお願いしたいです。
  44. よいドキュメント作品
  45. 沢山の言葉が心に響きました。健康な人間でも、これからの日々の励ましに満ちた素敵な言葉をもらいました。
  46. がん哲学外来、初めて聞く言葉でした。よい映画でした。
  47. よかったです。もう一度きたいです。
  48. 言葉のもつ強い力を感じなおすことができました。「死」という最後の仕事という言葉が印象に残りました。
  49. 使命感があれば寿命は延びる。生きてるだけで幸せなのだと気づかせてもらえて良かった。
  50. 言葉の処方箋、心にしみました。ありがとうございました。
  51. 夫がすい臓がんのため、とても参考になりました。ありがとうございました。
  52. 今は幸いまだかんに患ってはないですが、いろいろな心に残る言葉が聞けました。とても有意義な時間でした。
  53. 1日1日を大切に生き、その継続として将来があるとの考えはとても勉強になりました。言葉の大切さ、他人の為に生きる喜びも勉強させて頂きました。ありがとうございました。
  54. 初めてのがん、それぞれのがんのことについて、見てよかったと思います。もし私が年が老いてがんになったとしても、この映画を観て良い所は学ぼうと思います。
  55. 今までの中で、一番つまらなかった映画だった。
  56. すばらしい。航大君、がんばれ。
  57. 私は現在健康であるが、不安にもなることがある。でも勇気が持てる言葉がたくさんあり、良かった。
  58. すごく勉強になりました。言葉や思い、大切なことだってこと、よくわかりました。がんになってなくても、日々を生活していくうえで、とてもいい言葉のプレゼントを頂きました。感謝×2です。少しだけ、がんが怖くなくなった気がします。
  59. 私が以前感じていた頃とは今はがんに対して、また医学の発達で恐ろしい病気ではない。素直な心で受け止めるということ。
  60. 元気を頂いた。
  61. 私の祖父も父も肺がんで亡くなっているため、私自身もがんになるのでは。と漠然とした不安がありました。樋野先生の言葉はトーンも優しく肩の力をぬいて、相談している姿を観ることで、こういう風に寄り添ってくれるDrやカフェがあること、がんに対する考え方、力みすぎない、とても勉強になりました。「解決できなくても解消できる」心に響きました。ありがとうございました。私も医療に携わっているので参考にしたいです。
  62. がんになってみないとわからないのだけれど、寄り添う気持ちは持ちたい。私たちの関わる仕事は、もっと終末期の関わりなので。
  63. 病気は解決できないが、解消ができる。

愛媛県在宅緩和ケア推進協議会

「えひめ在宅緩和ケア」

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県内の在宅緩和ケアの現状やモデル事業の取り組みを、愛媛新聞に掲載されました。
許可をいただきPDFを掲載しました。ぜひご覧ください。
2019年1月7日~22日 愛媛新聞掲載

掲載許可番号
d20190822-006