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でんでらりゅうば でてくるばってん

孫が自然とうたっていた歌詞に、すっかり伊方・八幡浜弁が身についた九州出身の私には懐かしいことばが並んでいました。昔うたっていたことを思い出し覚えなおしましたが、孫から合格点がもらえません。この童謡の意は人生を長く続けたものにはなかなか含蓄あるものだなと改めて感心しています。

<歌詞>
『でんでらりゅうば でてくるばってん でんでられんけん でーてこんけん こんこられんけん こられられんけん こーんこん』

<漢字表記>
『出ん出らりゅうば 出て来るばってん 出ん出られんけん 出ーて来んけん 来ん来られんけん 来られられんけん 来ーん来ん』

<共通語訳>
『出ようとして出られるならば、出て行くけれど、出ようとしても出られないから、出て行かないからね。行こうとしても行けないから、行くことはできないから、行かない、行かない。』
(長崎弁では「来る」を「行く」の意味でも用いる。)

Although I would like to go away from this place, I feel impatience for the ability not to go away.