第八回 八幡浜在宅医療研究会開催しました。

 平成27年3月4日、八幡浜みなっと「みなと交流館 多目的ホール」で松山べテル病院院長の中橋 恒先生をお招きして「在宅緩和ケアのすすめ=がんでもできる大往生=」と題して講演会を開催しました。

 近代ホスピスの母と言われている英国のシシリー・ソンダース先生が、1967年に聖クリストファー病院にホスピス病棟を開設したのが本格的な「がん緩和ケア」の始まりと言われています。それまで1950年代までの医療は、モルヒネなどの鎮痛剤を、「中毒になりやすく危険である」(これは現代では誤解であり医療用に適切に使用すれば危険な薬物ではないことが立証されています)ことを理由に、末期がん患者に対して使うことを控える傾向にありました。シシリー・ソンダース先生は末期がん患者の苦痛についてモルヒネの積極的使用によるコントロールをすすめました。

 また精神的痛みを重視するとともに、全人的苦痛(total pain)としてとらえることの必要性を強調しました。医療の在り方をcure system からcare system へ変更する必要を説き、ケアの実践を述べるとともに、ホスピス運動の中心的存在でありました。このような医療は「ホリスティック医学;全人的医療(holistic medicine)」と呼ばれることもあります。

 わが国では、1987年にWHO編集「がんの痛みからの解放」が翻訳出版され、これを契機にホスピス、がん緩和ケアの考え方が急速に広まりました。

 しかしながら、実際に実践が広く普及したのは2007年に「がん対策基本法」が施行されてからでした。

 八幡浜医師会では、平成26年4月からモデル事業として月1回、松山ベテル病院の中橋先生、四国がんセンターの谷水先生、をはじめ松山からスーパーバイザーの先生方にお越しいただき、がん緩和症例検討会を重ねてきました。平成27年3月6日現在、第12回まで症例検討会を実施しています。この症例検討は症例に関係された皆さんを対象にしてきましたので少人数での勉強会でした。

 このたびの講演会は、せっかくの知識をもっと多くの方に知ってもらい、今後の活動の参考にしていただければとの思いから、松山ベテル病院の中橋恒先生をお招きして御講演いただくことになったものです。
講演後の参加された皆さんのアンケート内容とあわせて講演で提示されたスライドを、中橋先生の御許可をいただき掲載しました。

「在宅緩和ケアのすすめ」の資料をPDFで掲載しました。

    中橋先生講演会のアンケートの集約
    質問事項
    〇医師 66才
    まだ治療で根治性がある場合に、癌と聞いて本人家族が「もう何もしない」という判断をされると、どう対応をした良いでしょうか?
    (高齢だったり、合併症があったりするケースに多いようです)

    A. 疾患の根治性の視点から見て治療の適応がある方で、無治療を選択されて私どもで緩和ケアの提供をさせていただく方が結構いらっしゃいます。本人、家族の皆さんからお話を伺うと、治療を選択しない生き方に違和感がなく、がんとの共存の中で与えられた命を精一杯生きぬいて旅立たれています。生き方そのものに共感と感銘を受けることがしばしばあります。無治療を選ばれた本人・家族の考えやお気持ちをまずしっかり伺って、その方々の生き方への共感が大切と考えています。人の気持ちはその時々の状況で変化しますので、無治療を選ばれたからと言って、最後まで無治療の方針を変えないということではなく、その時々でお気持を確認しながら対応してゆくとよいと思います。そこで医師の役割として、がんから起こってくる症状の緩和に全力で取り組んで、決して身体的に苦しまれないようにすることが大切と考えています。

    〇看護師 45才
    小児や20代30代の若い方の看取りの経験もお持ちですか?
    高齢の方との接し方とはちがいますか?

    A. 小児の方の看取りの経験はありません。若年の方の看取りは少なからず経験させていただいています。高齢の方は、寿命が尽きることを自然な形で受け止めておられる方が多いように感じていますが、若年の方は生きることへの意欲と死について意識して向き合っているエネルギーの大きさのようなものを感じます。あえてなにも語ろうとしない人もいらっしゃるし、自分の人生について話してくださる方もいらっしゃいます。若年だから高齢だからと基本的には区別はしていませんが、日々のかかわりの中でご自分の思いを吐露される瞬間があります。ケアする側の接し方で大切なことは、その瞬間を逃さないこと、その瞬間から離れないことだと思います。ふとした時に、『私どうなるんやろね?』と聞かれたとします。聞かれたらドキッとしますよね。すぐ何か答えないといけないと思ってしまいます。答える必要はないし、その答えもないと思います。質問してこられたことに意味があると思っています。核心的なことは人は誰にでも相談しません。相談を受けたということは、その方があなたを選んであなたに心を開いてくださったということだと思いますので、そのような質問をされた気持ちを丁寧にゆっくり聞いて差し上げるとよいと思います。
    何かの例えで、成功を夢見て都会に出て行き、夢破れぼろぼろになって故郷へ戻ってきた
    子供を何も聞かず昔のまま受け入れてくれた母親の対応で心が癒され、また立ち直って夢に向かって前に進めたという話がありますが、問いかけの答えは自分の中にしかありません。自分と向き合う援助として寄り添って話を聴くことに意味があると思っています。
    若年の方での問題として、親が子を看取る悲しみは、子が親を看取る悲しみとは比べ物にならないくらい親はつらい思いをされています。親に対してもそのつらさを受け止める寄り添う傾聴がとても大切なことだと思っています。

    〇看護師 42才
    現在痛みが軽度の方(セレコックス×2)NSA2DSの処方しかできていません。痛みが強くなった時のための処方をいただきたいのですが、なかなか処方はもらえません。どのようにお話したら処方がいただけますか。お願いしたいのが、カロナール200gでした。
    乳癌、肺肝、脳、骨移転の方でした。先生からは、痛みがでていないので大丈夫ですとのことでした。

    A. 先生方にがんの疼痛緩和の基本的な考え方、WHOの痛みラダーに基づいた疼痛治療を熟知していただくことが大切です。WHOの痛みラダーに基づいた疼痛治療は論理的に「組み立てられたものですので、とても理解しやすい考え方です。もちろん一人一人の患者さんで経験した知識は次の患者さんへの応用として重要ですので、痛みをきちんと取る経験を積み上げることが大切だと考えています。八幡浜モデル事業の症例検討会で知識を積み上げてゆきましょう。

    〇急変で家族が状況について来れない場合、具体的にどのような声掛けができますか?

    A. がんの場合、急変として考えられることは、出血、消化管穿孔、急性呼吸不全、がん以外のイベントなどが考えられます。がん関連の急変は実は急変ではなく、終末期になると起こる確率が高い出来事ですので、過度に予測される出来事をあおって家族の不安を駆り立てることは慎まねばなりませんが、ある程度前もってこれからの病気の進み方の説明を自然経過と急変についてお伝えしておくと華族の受け止めが随分楽になると思います。
    初回のかかわりで、予測される余命をまず評価することは不測の事態への対応の説明にも役に立つので、まずそこから始めることが大切だと考えています。
    急変が起こった場合のぐたいてきな声掛けは、こうしたら良いというものはありません。動転している家族にまずは寄り添うことと、可能な症状緩和に着手すること、できるだけ迅速に急変の全容を明らかにして家族へ正確にお伝えすることが大切です。不測の事態での説明ですが、これもがんの自然経過の一部であるご理解は大切であると思います。であればこそ,急変時の症状緩和のスキルは大切です。

    〇准看護師
    ベテル病院のように受け入れてくれる病院があれば、この八幡浜の開業医も安心ですが、いまの現状では、緩和ケアができる??不安です。

    A. 緩和ケアは、正しい知識とそれに基づく経験の積み重ねで成熟してゆくものです。というのは、緩和ケアの症状医緩和はエビデンスに乏しく経験によるところが大きく、生活支援に至っては個別性が高く画一的なケアが難しい領域です。さらには関わる時間が短く迅速かつ的確なケアが求められますので、八幡浜モデル事業の症例検討会へ参加いただき、ぜひ一緒に学んでゆきましょう。

    〇保健師  55才
    宗教を持つ有効性。
    ベテル病院での死の教育は?
    在宅で療養している、まるきり独りの人の支援の現状について。

    A.
    1. 宗教について
    私はベテル病院の職員ではありますが、特定の宗教を信仰してはいません。しかし、ベテル病院という環境の中で多くの患者・家族とかかわりをもって、宗教をもっておられる方は死生観がしっかりされているように感じます。宗教の力によって死への不安や恐怖心を和らげておられるように感じます。一方で、日本人は八百万の神を特定の宗教としてではなく、日々の生活の中で根付かせているように感じますので、究極のところ死に寛容な国民のように感じています。このような視点からすると、特定の宗教を持っている人は、信仰の力によって救われていると思うし、特定の宗教がないからと言って救われないとは言えないと考えています。

    2. 独居の在宅方のケアですが、要は本人が家での生活をどのように考えているのか、最期をどうしたいのかがしっかりとしていれば最後まで自宅で過ごせると思います。しかし、そのためには,ケアを提供するスタッフの情報と意見の統一が大切です。特にケアマネ、ヘルパーさんは医療的な知識・看取りの機会が少なく、人の死をどのように受け止めるかという個々の死生観と看取りのためのトレーニングが必要です。ヘルパーさんは毎日訪問されることになりますが、訪問時にすでに旅立たれた後で死亡の第1発見者になる可能性があります。その時看取りの支援者として冷静に見届けることができるかがとても大切になります。独居の在宅支援は本人の問題よりケアする側のマインドと技量にかかっていると考えます。

    〇ケアマネ 51才
     抗がん剤の使用について、副作用、体力低下等を考えると止める時はあるのでしょうか?

    A. 抗がん剤の止め時は当然あります。いつ止めるかは、抗がん剤治療医が責任をもって適応と使用薬剤を決めることはもちろんですが、専門家である以上責任をもって止めることの適応と実際の中止に向けての説明とケアが大切だと考えます。
    治療医は抗がん剤を使うことには熱心ですが、止めることへの説明、特にケアが不十分だと思います。治療の専門医である以上、中止に付いても責任をもって対処してほしいと考えています。

    感想
    〇 医師 66才 男性
    癌でも老衰でも死んで往くので、癌だけを恐れる必要はないのではないかと思いました。

    〇 医師 57才 男性
    あらためて頑張りたいと思いました。

    〇 歯科医師 56才 男性
    緩和ケアとは、患者とその家族のQOLを改善することを、あらためて認識させて頂きました。有り難うございました。

    〇 看護師 65才 女性
    終末期看護とは全く異なる産婦人科に数十年勤めています。すべてが新鮮ですべて受け止めることが出来ました。とても感動いたしました。
    末期癌で終末期を迎える日があるとすれば、松山ベテル病院だと思います。その時、中橋先生がいて下さればと思います。

    〇 看護師 60才 女性
    緩和ケアについて、在宅緩和ケアに関する職種の役割についてなど理解することができました。

    〇 看護師 59才 女性
    在宅医療とは今回の講演会で知らされました。2年前に父を肺癌で亡くしました。最後は病院で終わらせたことに、よかったのかなと思いました。
    ギリギリまで家で診ていたのですが、最後は病院での看取り、本人は最後に帰宅願望がありました。もっと早くこの講演を聴いていたらな、との思いがします。有り難うございました。

    〇 看護師 57才 女性
    家で安心して過ごすための援助。とても分かりやすく勉強になりました。がんではないのですが、実の母も高齢であり、在宅緩和ケア、自宅での看取りが出来たら最高だと思いました。
    今はディサービスに勤めていますが、看取りの支援に関わった時は、少しでも支援していきたいです。有難うございました。

    〇 看護師 56才 女性
    終末期で治療を希望しても、できない人でもレスパイト入院はできるのでしょうか

    〇 看護師 56才 女性
    家族、本人の希望に添える援助をしてあげたいものです。
    家族は、自宅退院を希望されていても、医師の外泊という形からはじめて行ってはどうかと思われています。家族の希望を医師に伝え家族の望む方向へ進めていきたいと思います。

    〇 看護師 54才 女性
    在宅での緩和ケアが、人にとって本当によいものだと感じました。在宅医療をして下さるドクターが増えるといいと思います。
    自分の死にざまを考えることが大切だと痛感しています。地域の住民ひとりひとりに聞いていただけるといいと感じました。

    〇 看護師 53才 女性
    施設看護師をしています。看取りケアの中で最後まで人間らしく「食べる、寝る、動く」なかで生き終えていただけるような関わりができるよう努力したい。

    〇 看護師 53才 女性
    死に至るまでに状況、それぞれの職種の関わりについて具体的に教えて下さり、とてもわかり易かったです。

    〇 看護師 52才 女性
    その人らしい最後が迎えられることが大往生だと思いました。

    〇 看護師 52才 女性
    症例を見せていただき、自完での緩和ケアの在り方が良く分かりました。

    〇 看護師 50才 女性
    とても関心のある緩和ケアのお話でした。
    16年前に中咽頭癌で父を看取りました。術後治療もなく、自宅で緩和ケア的な生活をし、後悔もありましたが、自宅でIVHをしていましたが、ゴロゴロ引っ張ってうろうろ自由に生活していました。約9か月でなくなりましたが、本人も縛られることもなく、最後を迎えたと思います。今日聞いた話、そのものでした。

    〇 看護師 46才 女性
    現在、私は病院の病棟勤務をしていますが、あらためて、人はその人らしく最期を迎えることが大切な事か、を勉強させていただきました。今後、在宅へとなった場合は、今日のことを参考にさせていただきたく思います。

    〇 看護師 45才 女性
    うそのない関係で、診療・看護を行うことは、がんだけでなく、全ての患者に必要であると思う。命にかかわることならなおさら、われわれ医療従事者の、素直で真摯な態度が相手に伝わるのだと感じた。
    医療に関する知識、スキル、人としての豊さが必要であると思う。

    〇 看護師 45才 女性
    13年前に父を胃癌で亡くしました。
    病院で酸素療法など受けながら亡くなりました。 
    その当時に在宅医療を知っていれば、受けていれば、また違った最期を看取ることが出来た
    のではと少し考えました。

    〇 看護師 45才 女性
    在宅医療は個々の症例が同じものではないのですが、精神的身体的な苦痛を取り除き最後は
    安らかに迎える努力を家族医療従事者も考えるためには対話だと思います。希望を最大限叶
    えること。穏やかに死を受け入れること。安らかに死を迎えること、大切な家族を送るような思いを持つことだと思います。

    〇 看護師 42才 女性
    がんで看取りということが大変ですが、本当に人生として人として良いと思いました。中橋先生が、真剣な態度で接していることで、周りの人たちが支えて行けると思いました。もっとたくさんの人に話されて欲しいです。

    〇 看護師 39才 女性
    地元の病院の病棟で勤務しています。まだまだ病院で亡くなられる方が多いですが、病院でも在宅の看取りに近いケアができるよう、最後はその人らしく患者様とその家族にとってより良いケアを目指していきたいです。

    〇 看護師 36才 男性
    緩和ケアについて考えることがあまりなかったのですが、今日の話しを聞いて癌は怖い病気だと思っていましたが、少し不安が減り、今後の役に立てたいと思いました。

    〇 看護師 33才 女性
    自分にとってタイムリーな講演でした。自然死について、自分の考えていることが、間違っていないことが確かめることが出来ました。ケースひとつひとつは違いますが、おおもとのことが勉強でき良かったです。

    〇 看護師 31才 女性
    貴重なお話有難うございました。
    治療を提供する場である病院で働く私がターミナル期を迎えた患者様に対してどのような看護が提供できるか、どういう看護をしていかなければならないか、考えさせられる機会となりました。

    〇 看護師 30代 女性
    本日は、有難うございました。今日の講演を聴いていろいろ考えることが出来ました。今後の参考にさせていただきたいと思います。

    〇 看護師 25才 女性
    死亡率100%分かっているつもりでも、分っていなかった。そのためかターミナル期にある利用者さんと関わるときには恐怖を感じていた。死を見すえたケアを行っていくためにアセスメント能力を高め、また様々な角度から介入できるよう、積極的な姿勢を持ちたいと思います。

    〇 看護師  女性
    3月1日、食欲不振の症状で往診希望、本人、家族の希望でがん患者に係る事になりましたが(終末期)情報が少なく方向性が見えなくて、対応に苦慮しておりました。今日の話を伺って方向性が見えてきたような気がします。有難うございました。

    〇 看護師  女性
    看取り支援を、家で本人の希望を聞きながら、満足して死を迎えられるように、支えられるのは理想的なことだと思った。そんな看護ができればいいと思う。延命のための苦しいだけの治療は、本人のためというよりは、家族が治療を受けさせてあげたという満足で、本来の姿ではないのだろうと思った。最後「ありがとう」のある看護がしたいです。

    〇 看護師  女性
    緩和ケア・・患者様の不安、不満が少しでも少なくできればと患者様の話を聞かせていただければと思って接しています。先生の話を聴かせていただき、これでいいのかな?と思いました。相手の気持ちの受け止め方、医療スタッフに学んでいただきたいと思いました。

    〇 保健師  女性
    本人の生き終え方の希望。看取る家族への支援最後まで支える覚悟が必要。

    〇 保健師 54才 女性
    やはり死を迎える方と接することは、生き方を(周りの方)考えることだと思いました。

    〇 保健師 46才 女性
    中橋先生のお話は様々な方に出合った中でのお話で説得力があると感じました。まだまだ在宅療養は少ないと思います。住民の方々が自分の死を病気による死・・居宅療養を考える機会があれば・・と思いました。
    松山のがん拠点病院までは距離もあり負担も大きいですが、地元で安心して死を迎えることがひとりでも多くできたら・・と思います。貴重なお話有難うございました。

    〇 保健師 40才 女性
    在宅で生活するにあたり、チームの一員として係る中で自分の役割をあらためて感じました。死を自然のこととして受入れ、最後まで本人の希望に添えるように、係るが出来たらと思います。

    〇 保健師 36才 女性
    職種ごとへのメッセージもあり、わかりやすかったです。(役割をイメージしやすい)

    〇 社会福祉士 43才 女性
    思っていたよりも在宅緩和ケアの期間が短いことを知りました。また、かかりつけ医に求められるものとして、輸液は基本的に足さないことで、自然な死へ導くケアにつながることだということも、輸液を足すとどうなるかを知ることで、一般市民も理解が得やすいのにな、と思いました。
    この地域で思うような(自分が希望するような)死が、どれだけの人が迎えることできるのだろうと不安にも感じた。希望する多くの方を、本人も家族も話し合う、共有することの重要性をあらためためて感じた。

    〇 社会福祉士  42才 女性
    本人、家族へ寄り添われるお考えがお話の中全てから伝わってきました。人への優しさをとても感じました。また、機会があればお話をお伺いしたいと思います。とても丁寧に関わっておられるのは、最後まで付き合う覚悟がおありになるからだと思いました。
    ありがとうございました。

    〇 介護福祉士  女性
    患者さまの写真撮影の光景がなんとも感動的でした。動画で紹介していただけたらもっと良かったです。ご家族の理解(許可)がいるのでしょうが・・・。

    〇 理学療法士  女性
    訪問看護ステーションで勤務しているのですが、末期の患者様、ご家族と関わる上でのもろもろのことが学べました。有り難うございました。

    〇 作業療法士 23才 女性
    現在精神科でデイケアの方で働いています。今日の講義を聴かせていただいて精神科にも通ずる部分があったように感じました。その人はもちろんのこと、ご家族も支援をしていくこと、在宅での生活の方が確かに皆さん望まれることが多いです。がんに対するリハビリテーションについても、もっと勉強し良い人生だったと思っていただけるようにこれから支援していきたいと思います。

    〇 ケアマネ 57才 女性
    在宅緩和ケアは、まだまだ広まっていない現状ですが、実際に関わっていらっしゃる先生のお話にとっても感銘しました。  
    先生の温かいお人柄に触れ、有意義な時間を過ごせました。有難うございます。

    〇 ケアマネ 57才 女性
    仕事として直面した時が、不安に思ってしまうだろう事柄…お話を聴いて、私も現場に生かせる内容でした。有難うございました。
    今までの経験から、ご家族の思いが大きく事柄を左右すると感じています。関わるものが共有することの大切さをあらためて感じることが出来ました。

    〇 ケアマネ 55才 女性
    緩和ケアでのケアマネの働き、短期間での対応、迅速に対応することの大切さを知りました。現実には、主治医との連携や拠点病院との連携の難しさを感じることがあります。先生がおっしゃるように説明されても、十分理解されない方、家族が多いと思います。有難うございました。

    〇 ケアマネ 55才 女性
    今日は有り難うございました。とても勉強になりました。
    予後の把握が大切、他、今後の仕事に活用させていただきます。ベテル病院はなかなか入れないと云われる方がいました。最後は、私も先生のような考え方の病院に・・・・と思いました。

    〇 ケアマネ 55才 男性
    ケアマネとして、医療依存度の高い利用者に対する、自分の位置づけが理解できました。

    〇 ケアマネ 51才 女性
    仕事としての関わりだけでなく、自分自身の周りの人たちのこれからの関わりなど深く考え直す機会になりました。

    〇 ケアマネ 50才 女性
    がん患者さんが、在宅に帰られる事が多くなっていますが、自分に知識がなく訪問することが恐ろしくなることがあります。情けなく思うことがありますが、在宅での看取りに積極的に係わり自分にできることをしていきたいと思いました。
    皆はあたり前だったことですが、これからスタッフで協力しながらやっていきたいです。

    〇 ケアマネ 49才 男性
    緩和ケアに対して、大変熱の入った話しぶりに感動しました。

    〇 ケアマネ 39才 女性
    現在担当している方に、緩和ケアの方がいらっしゃるのでとても参考になりました。今後に活かしたいと思いました。

    〇 ケアマネ 37才 男性
    実際の現場を、スライドを見せていただき説明していただきとても勉強になりました。私はケアマネジャーなので生活の質を考えて支援していけたらと思います。大変勉強になりました。有り難うございました。

    〇 ケアマネ 35才 女性
    講演有難うございました。
    実例を交えながら、癌になっても自分らしく生きるために、家族、本人を支える大切な点、重要な点を聴け勉強になりました。

    〇 ヘルパー 69才 女性
    緩和ケアの大切さをあらためて感じました。

    〇 ヘルパー 65才 女性
    自分自身の生き方、死に方、家族の在宅緩和ケアを考えたい。

    〇 ヘルパー 63才 女性
    利用者さんが、その人らしく命を全うできるようお手伝いしたとあらためて思いました。

    〇 ヘルパー 62才 女性
    よく理解できました。回りに癌の方があり手術をするか、しないか?という話になっており、身にしみる思いでした。

    〇 ヘルパー 59才 女性
    在宅での介護をしている方が増えています。老老介護も大変なためサービスを利用されている方が多くいます。癌の末期の方もあり一日一日を大切にされています。この仕事をして良かったと思います。緩和ケアのお話とても良かったです。

    〇 ヘルパー 54才 女性
    とても良かったです。
    在宅ケアをしていく上でとても勉強になりました。本人や家族、医療関係者、ケアマネジャー等連携しながら、在宅にて大往生できる手助けができればと思います。

    〇 ヘルパー 51才 女性
    自然な形で、死を迎えられたらいいなと思います。

    〇 ヘルパー 50代 女性
    石飛先生の「平穏死のすすめ」を先日読んで、今日のお話で、また少し見方が違っているけど基本の考え方は通じていると思います。
    今後の仕事や自分の家族に、今日のお話を生かしていきたいと思います。しかし、また家族が在宅を希望したら、それを支えたいと思いますが、かなり条件が整わないと難しいなと思いました。

    〇 ヘルパー 49才 女性
    がん進行の様子を詳しく説明していただき勉強になりました。どのように最後を過ごして行くのか深い意味が考えたくなりました。

    〇 ヘルパー 46才 女性
    在宅緩和ケアを選択する患者を医師との関係や家族の気持ちを考え、患者の希望を優先して治療しながら生命を全うすることの援助は、言葉一つにしても難しいと思いました。しかし、患者が笑顔で過ごせる日々が少しでも多くあるようにケアしていくことを参考にしていきたと思います。

    〇 ヘルパー 43才 女性
    今日の先生のお話は、とても良かったです。前説から最後まで人間味のあるお話、有難うございました。またあれば参加したいです。

    〇 ヘルパー 42才 女性
    最後自宅で看取るということは大変なことだと思います。先生の話を聴いて少し考えが変わりました。私も親も今は元気だけど、年を取っていくにつれて自宅で最期を送りたいと云っています。今後に役立てたいです。ありがとうございました。

    〇 ヘルパー 37才 女性
    勉強になりました。

    〇 ヘルパー 30代 男性
    仕事上、ターミナルケアは数件行いました。在宅ケアでは思わなかったのですが、医療面においては、不信に思うことがありましたが、今回は一石を投じられた感じです。(上司は、患者が医師を育ててないと云っていましたが)身内がALSにて亡くなりました。ファーストオピニオンとサードオピニオンでは八つ当たりはあるが言えないと診断なしでした。(その間進行しました)ファーストオピニオンでALSと診断され、行政の補助を受けるようになりましたが、本人希望により治療を断り、近所の診療所にて主治医になって貰い在宅で看取りました。難病センターの見立て通り発癌により3年で亡くなりましたが、・・(注:申し訳ありません。読み取れず略させていただきました)。他にも看取りについて考える医師が居るのはうれしかったです。(尚、この身内の病気により連絡のなかった叔父、叔母達との付き合いが生まれました。縁って不思議ですね)癌は症例が多いようですが、症例の少ない難病についても先生のような医師が特に必要と思います。(治療、余命の説明をして最終的に「死にますよ」じゃなくて講演のようなケアが必要です。)

    〇 ヘルパー 30代 男性
    終末期の過ごし方が大切なのが、考えさせられた。

    〇 ヘルパー 29才 女性
    私も父を家で看取りました。先生、看護婦さん、たくさんの人に力を借り、あの時はこれでよかったのか、後悔したこともたくさんありました。今でも正解は分かりません。今日の先生のお話を聴いて大切なのは、どう寄り添うかであるのかなと感じました。とても勉強になりました。

    〇 福祉施設勤務  52才 男性
    福祉団体の中でも、多死時代への係り(癌に限らず)をどうして行くか?議論されています。
    自分たちがどう支えて行けばよいか、どう向き合っていけるのか、しっかり考えていかなければならないと思います。

    〇 鍼灸マッサージ師 56才 男性
    今回の内容は基本的に学んだものであったが、あらためてスピリチュアルの面の大切さを考えさせられた。日常日々忙しく生活しているものにとっては「いのち」について考える機会がとても少ない。友人、知人との情報交換を通し、家族で話し合う機会を持ってもらいたいと願う。それが、親子であっても知り得ない親の人生を知る機会となるからだ。死生観を持つことと、宗教観を持つことは同意であることと考えている。

愛媛県在宅緩和ケア推進協議会

「えひめ在宅緩和ケア」

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県内の在宅緩和ケアの現状やモデル事業の取り組みを、愛媛新聞に掲載されました。
許可をいただきPDFを掲載しました。ぜひご覧ください。
2019年1月7日~22日 愛媛新聞掲載

掲載許可番号
d20190822-006