- 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
- 平成29年9月1日(金);午後7時~8時30分
<症 例>66歳、女性
<傷病名>右腎盂癌、リンパ節転移、腹膜播種
<発表者>
泌尿器科主治医・市立八幡浜総合病院・武田肇医師より
病院での治療経過について
市立八幡浜総合病院
緩和認定看護師・大塚さん、理学療法士・伊勢家さんより
入院中の様子について報告
八幡浜医師会・清水建哉コーディネーター・井上桂子ケアマネージャーより
在宅医療に導入するまでの四国がんセンターの関りについて
旭町内科クリニック・森岡明医師より
在宅療養について(PDFファイルで掲載)
訪問看護ステーション「いこい」・和田弘美看護師より報告
<それぞれの医療機関の関わった期間>
八幡浜総合病院での治療期間;平成28年11月から平成29年4月2日
四国がんセンターでの治療期間;平成29年4月3日から平成29年4月25日
在宅医療期間;平成29年4月25日~平成29年5月9日
それぞれご発表いただきました。
- 1)連休前のきわめて短い期間のかかわりで、信頼関係を構築するには短い時間だった。
- 2)口内炎の対処法
- 在宅医療の導入時のカンファレンスのあり方。
<症例サマリ>
<職種別参加者数>
医師 | 11名 | 社会福祉士 | 2名 |
---|---|---|---|
歯科医師 | 2名 | ケアマネ | 12名 |
保健師 | 7名 | 介護 | 4名 |
薬剤師 | 7名 | その他 | 4名 |
看護師 | 17名 | 事務 | 1名 |
- 歯科医師
伝える事の難しさ、毎日反省しながら仕事をしております。本当に勉強になりました。「口内炎」というキーワードが出ましたが、先生方と皆様の処置が勉強になりました。色々、保湿剤ケアグッズがありますが、私はよくビバジェルをキーパーソンに使っていただいています。 - 保健師
キーパーソンは本人にとってどんな人なのか、についてのコメントが深かった。最期、入院中に死亡することがベストと思うことが、まだまだ大半を占めているのだと思う。家族が死の過程を充分に理解できていないことが、最期は病院に、という想いの背景の一つと思う。夫が多忙時のヘルパー利用についてですが、金銭的な余裕がある人には家政婦利用という選択もあったのではないかと思う。 - 保健師
関係者のチームワークが大切だと思います。 - 薬剤師
香川県の店舗に普段は勤めていますが、このような熱意のある検討会は他には無いと思います。勉強になりました。 - 薬剤師
カンジタを確認した上でフロリードゲルを処方されていると思っていました。薬を処方する認識が勉強になりました。 - 薬剤師
親族で似たケースを体験しました。身につまされました。 - 看護師
悲たん反応にどう手をさしのべるか。勉強していきたいと思います。 - 看護師
キーパーソンの大切さを勉強させていただきました。予後の話のタイミング、家族、本人のケアの大切さ、難しさももっと勉強したいです。口腔ケアについても勉強になりました。 - 看護師
命の重さ、家族の思いを考えていく難しさがあること。また、口腔ケアの大切さがわかりました。今後、訪問看護でも気を付けていきたいと思います。 - 看護師
今回も勉強になりました。患者様はもちろん、ご家族の方の気持ちを考えられるようになりたいと思います。 - ケアマネ
各職種の関わりが短い対象者とその家族とどう接し、どういう流れで事が進行していったのか、なかなか聞くことができない。現場の当事者の方々のお話が聞けて大変勉強になりました。初めて参加しましたが、また参加したいと思います。 - ケアマネ
毎回とても勉強になります。 - 医療コーディネーター
意思決定において、当事者、家族、それぞれ思想、信条、死生観、当事者への思い等で異なるのは当然である。家族の思いを聞きながら、当事者が決定をどうするのか、また、家族が当事者への思いをはせてどう選択するのか、正解はないと思います。 - 介護支援員
ご本人、ご家族の想いが統一したものでないと、援助していくのはとても難しいと感じました。できるだけご本人の気持ちに寄り添っていきたいと思います。
<アンケートから>
以下に参加者からのメッセージをまとめました。