第43回 八幡浜在宅緩和ケア症例検討会

  1. 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
  2. 平成29年10月6日(金);午後7時~8時30分
  3. <症 例>66歳、女性
    <傷病名>膵癌、多発性肺転移、腹膜播種、多発性硬化症
    <発表者>
      八幡浜医師会・清水建哉コーディネーターから家族背景などについて
      主治医・谷池内科・西野 執医師より症例経過について
      八幡浜医師会訪問看護ST・松平 直美看護師より

それぞれご発表いただきました。

    <症例サマリ>

  1. 病歴:平成27年4月24日膵体部癌に対して膵体尾部切除術を施行された。
     その後、化学療法実施されたが、平成28年4月に再発。
     がん治療に抵抗性を示したため、平成29年9月13日より在宅緩和ケアの導入となった。
     在宅医療期間;平成29年9月13日~10月4日

    <議論の要点>

  1. オピオイドローテイションについて、など。

<職種別参加者数>

合計  56名
医師 6名 社会福祉士 1名
歯科医師 3名 ケアマネ 13名
保健師 5名 介護 4名
薬剤師 4名 その他 2名
看護師 17名 事務 1名

    <アンケートから>
    以下に参加者からのメッセージをまとめました。

  1. 歯科医師
    私も毎日忙しく仕事をしていますが、森岡先生の言われた様にスタッフの意見で背中を押されたことがよくあります。
    話は変わりますが、パーキンソン病の患者さんが待合室で倒れられ、本日、近隣の先生に助けていただきました。本当に医者として連携は有難かったです。患者さんも感謝されていました。
  2. 看護師
    グリーフケアでの家族の思いから、とてもいい関わりで良かったのではと思います。
  3. ヘルパー
    医師・医療職の対応や考えを知ることができ、良い機会になりました。
  4. 看護師
    状態悪化にそった細やかな治療や看護をされ、割と疼痛コントロールもでき、最期はあまり苦しまれず亡くなられて良かったと思います。また、家族や患者自身の意志を大切に支援等されていることも大変重要であると学べました。

    【勉強会の要望】

  1. 保健師
    がんの部位による効果的な治療(抗がん剤・放射線・手術等)の順番について
  2. 看護師
    ・麻薬の使い方(増減の仕方)
    ・ターミナル期の精神的な援助
    ・的確な症状緩和につい

愛媛県在宅緩和ケア推進協議会

「えひめ在宅緩和ケア」

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県内の在宅緩和ケアの現状やモデル事業の取り組みを、愛媛新聞に掲載されました。
許可をいただきPDFを掲載しました。ぜひご覧ください。
2019年1月7日~22日 愛媛新聞掲載

掲載許可番号
d20190822-006