- 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
- 平成30年12月7日(金);午後7時~8時30分
<症 例>85歳、男性
<傷病名>多発性脳梗塞後遺症、再発性誤嚥性肺炎
<発表者>
①医師会コーディネータ¬ーより家族背景などについて
八幡浜医師会・清水 建哉ケアマネージャーから
②在宅主治医より病状経過について
旭町内科クリニック・森岡 明医師から
③在宅生活の経過について
八幡浜医師会訪問看護ステーション・坂本 美恵子看護師から
<症例>
多発性脳梗塞で寝たきりとなり、誤嚥性肺炎を繰り返し、終末期は絶飲食で、持続皮下点滴を実施。皮下点滴開始後3か月でご臨終を迎えられた一例
- 非がん緩和ケアについて、終末期肺炎の場合について生じうる問題点について、多職種のそれぞれの立場から様々な意見が出ました。
- 森岡医師の提示した症例報告を以下のPDFファイルで掲載しました。
<議論の要点>
<職種別参加者数>
医師 | 6名 | 社会福祉士 | 2名 |
---|---|---|---|
歯科医師 | 1名 | ケアマネ | 6名 |
保健師 | 4名 | 介護 | 2名 |
薬剤師 | 2名 | その他 | 0名 |
看護師 | 15名 | 事務 | 1名 |
- 歯科医師
最後まで口から食べるという支援の難しさ、共感します。
家族の話をしっかり聞くことは難しいですが大切だと思います。
私は奥様の気持ちがよくわかります。
熱心にされているからこそ、行動、言動に出るのだと思います。 - ケアマネ
主治医としての問題の捉え方、問題の対応方法について、具体的に聞くことができて良かった。 - ケアマネ
自分の意志を伝えられない本人の意志、思いが置き去りになっていないのか確認することが必要。その都度、本人の意志確認を振り返ることが必要。介護者である妻の思いを受け止めてあげることも必要と思いました。 - 薬剤師
否定しないこと、認めること、そして導くこと、その段取りの中で、相手の過ごしてきた時間、経験を汲み取ることが難しいです。課題発見力、想像力は大切なのだと考えさせられました。 - 保健師
段階を踏んだ本人の意志確認の必要性について考えることができました。関係者がチームとして、何のために支援しているのか、本人の意向を見失わないこと。決して家族の意向ではないことを話し合いの中で共通認識を持っていたら良かったのではないかと思いました。
<アンケートから>
以下に参加者からのメッセージをまとめました。