- 場所:八幡浜医師会館3階 会議室
- 日時:平成31年5月10日(金);午後7時~8時30分
<症 例>92歳、女性
<傷病名>胆嚢癌・肝内胆管癌
<発表者>
①医師会コーディネーターより家族背景などについて
八幡浜医師会:清水 建哉ケアマネージャーから
②主治医より病状経過について
谷池内科・胃腸科森:西野 執医師から
③訪問看護の経過について
八幡浜医師会訪問看護ステーション:松平 直美看護師から
<症 例>
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<議論の要点>
見通しを伝えることの重要性。
<職種別参加者数>
医師 | 8名 | 社会福祉士 | 2名 |
---|---|---|---|
歯科医師 | 1名 | ケアマネ | 11名 |
保健師 | 3名 | 介護 | 1名 |
薬剤師 | 2名 | その他 | 1名 |
看護師 | 13名 | 事務 | 1名 |
- 歯科医
お孫さんのお気持ちもよくわかりますし、医療サイドの気持ち、思いも良く理解できます。家族が周りにたくさんいれば、割り切って役割分担をしても良かったと思いました。
西野先生のそのタイミングが大切だったと思います。正しいことを伝える動作は重要だと思います。森岡先生の「見通し」というキーワードは今後診療に使わせていただきます。 - 看護師
他職種連携及び役割の努力の結果、連動する看取りであったと思います。清水ケアマネの多職種へのパイプ役はいつも感謝しています。 - ケアマネ
ご長男様の支援の際にお手伝いさせていただきました。ご本人様はとてもしっかりとぶれることなく、息子様の疾病と向き合い、寄り添っておられた姿を今も思い出します。最後まで気丈に自分の生活をご自分らしく生きぬかれたご本人様の生き方に感動しました。お孫様が家業を背負い、父親やお母様がわりのご本人様、義父様を見送るという大役を一気に受け止める辛さやしんどさは想像を絶するものだと思います。ましてや、ご家族の培ってきた名声や地位などに押しつぶされそうになっても愚痴を言わず、気持ちを整理することも難しかったのではないでしょうか。とかくご利用者様だけに視点を合せて支援をしてしまいがちですが、周りにいるサポーターの方やご家族の精神的な支援も行う必要があると自分で再確認できました。
最期まで細かくご支援された皆様のおかげで、ご家族様が最期まで一緒に過ごせるようにサポートされたことは、今後の支援にも生かせるように私も学んでいきたいと感じました。 - 保健師
ご本人様が最期の生き方を意思決定できる方で、それを支えてくれる周りの方がいらっしゃったことは大きかったと感じました。
この症例検討会そのものが、支援者のグリーフケアになっていると思いました。色んな方がそれぞれの立場で思いや考えを安心して話せる機会はとても大切だと思いました。 - ケアマネ
今回は家族さんがひ孫夫婦という症例だったのですが、仕事も大変な時に本人さんを看取れるのか不安だったと思います。本人の希望通り家におられたのは良かったです。周りのサポートの大切さがわかりました。 - 保健師
「怒鳴りあえる」は相手に甘えている、そんな気持ちがあるからだと言われていましたが、私も振り返ってみるとそのような背景があると思いました。
医者の気持ちがお孫さんに伝わり、本人の思う生き方ができたと思います。介護サービスでも、本人の意思より家族の意向が優先されることが多々ありますが、このような生き方ができてチームの関わりが良かったと思いました。本人にとってもお孫さんにとっても、ご家族にとってもベターだったと思います。
<アンケートから>
以下に参加者からのメッセージをまとめました。