- 場所:市立八幡浜総合病院会議室(休日夜間診療所2階)
- 日時:令和元年10月4日(金);午後7時~8時30分
<症 例>
79歳女性
#1 乳癌再発
#2 右前胸壁腫瘤露出潰瘍
#3 多発肺転移・胸膜播種・リンパ節転移・骨転移
<発表者>
①家族状況などの説明
介護老人保健施設 西安
ケアマネージャー:寺尾 洋子さん
八幡浜医師会コーディネータ¬:清水 建哉さん
②主治医より症例報告
旭町内科クリニック
森岡 明医師
阿部 千恵子看護師
市立八幡浜総合病院外科
中津 宏基医師
③訪問看護の経過について
看護ステーションひかり:吉岡 邦江看護師から
<症 例>
PDFファイル「第66回八幡浜在宅緩和ケア症例検討会資料」
<議論の要点>
<職種別参加者数>
医師 | 11名 | 社会福祉士 | 2名 |
---|---|---|---|
歯科医師 | 1名 | ケアマネ | 11名 |
保健師 | 2名 | 介護 | 6名 |
薬剤師 | 3名 | その他 | 1名 |
看護師 | 17名 | 事務 | 1名 |
- 看護師
家族の協力もあり、在宅で看取りができたので患者様、ご家族も幸せだったと思います。
患者教育も大切と森岡先生が言われました。在宅でのケア、看取りは家族の支援状態や家族関係、能力の見極めも大切になると思いました。
きちんとした教育をすることも病院で関わる看護師の役割だと感じました。 - 看護師
良い症例であったと感じました。
病院だけで看取るのではなく自宅で看取る体制がある事を学びました。
入院中からも患者、家族の要望、願いを聞きながら最後も皆でカンファレンスしながら考えていく医療のあり方に学ぶものがありました。
在宅医療では患者家族も一員となって処置に参加するため、患者家族の教育、指導という私たちの入院中からの関わりも大切であるのだと感じました。
病院では身体症状ばかりに目が奪われがちですが、今回、家族のケアの大切さも感じ、在宅で看取るという意味を考えさせられました。 - ヘルパー
とても大変な創部の処置を家族が週3回も施行し、家族もチームとして関わっていたことが素晴らしいと感じました。 - ヘルパー
今回の症例は、30年と長い期間頑張ってこられた方でした。最期を自宅で迎えられたことが良かったと思います。娘さん達も頑張って介助していたので、家族の絆を感じました。
娘さん達がお母さんの処置をしていたのは、すごいと思いました。普通はあの大きさの傷を見ただけで嫌がると思うのに、それを見てお母さんも「頑張って」と言っているのもすごいと思います。 - 保健師
ケアマネージャーの方は、ご本人、家族の支援にどのように関わっておられたのでしょうか。
症状や処置の経過はとても詳しく分かるのですが、ご本人やご家族の生活や思いも見えてくると、支援する側が気付くポイントや配慮すべきことなどが学べるのではと思いました。
誤嚥のリスクの高い方でしたが「食べることが好き、肉がすき」で2時間かけてでも食べておられた患者さんとご家族に食事や嚥下についての支援はどのように関わられたのでしょうか。 - 医師
患者さんが在宅医療を行って、何が良かったのかを具体的に知りたかったです。 - 看護師
どのように過ごしたいのかライフストーリーから考えていくことが病院側も必要だと思いました。よりよく在宅で過ごすためにも必要だと思います。
<アンケートから>
以下に参加者からのメッセージをまとめました。